低く小石のような形をした陶器の花器。印象的な三日月形の開口部が、侘び寂びの静けさに根ざした彫刻的なアシンメトリーを生み出しています。丸みを帯びた土台を支えるのは、大胆に斜めに切り込まれた形状で、左右対称の両側が低く沈み込んでいます。深いチャコールの表面にはクレーターのような凹凸が施され、ムーンストーンを思わせます。ほのかな青みがかったグレーのニュアンスが光によって移ろいます。職人による一つひとつの手作業で仕上げられるため、花器はそれぞれ一点ものです。短めの枝を生けるのにも、単体のオブジェとして飾るのにも適しており、コーヒーテーブルやサイドボードに静かな存在感を添えます。